先日26日のサッカーの試合(ブラジルW杯アジア最終予選日対ヨルダン戦)で緑色のレーザーポインターで妨害されたことが話題となっています。

レーザーで妨害を受ける川島

遠藤さんやGKの川島さんも顔に緑色の光線を当てられました。試合妨害はさることながら視力に対する影響も心配してしまいますよね。

レーザーポインターというと講義のときに使ったり割と身近なものですが、どの程度危険なのでしょうか?

わが国では、国際電気標準(IEC)の基準をもとに日本工業規格「レーザ製品の放射安全基準」JIS C 6802が規定されています。レーザーの危険度はその出力強度W(ワット)や波長、目に与える障害により分類されています。大きく分けてクラス1からクラス4に分類され、クラス内で細分類されている項目もあり全部で7種に区分されています。クラスが大きいほど危険度が高くなります。

レーザーのクラス分類

肉眼では瞬きによる嫌悪反応(瞬きの時間に対して)で保護されるクラス2までは安全のようですが、クラス3以上のものが使用された場合は選手に危険を及ぼす可能性がありそうですね。

また、双眼鏡のようなものを使用した場合はクラス1Mから避けることとされています。選手が照射されていたら、私たちも誰が行っているのか双眼鏡で探したくなるかもしれませんね。ですがこれは危険かもしれません。こちらに直接向けてくるとは思えませんが可能性はありますからね。

個人的な結論になりますがこれは黙認してよい問題ではないと思います。
仮にマナーの悪いファンのなかに障害目的で出力の高いレーザーポインターを使用するものがいたとしたらどうするのでしょうか?現在のようにレーザーを照射されながら当たり前に試合が進行している状況では犯人を特定することすら難しいでしょう。

この問題をサッカー業界として放置せずに対応していくことを望みます。